個別指導だから

中3女子生徒に、数学を指導している時のことです。

この生徒は数学が大の苦手で、他の教科に比べて数学の点数が極端に低く、以前から「中1からやり直さないと、成績があがらないよ」と言い続けてきました。この夏休みには、自宅で、中1からの重要項目が抜粋されている「すららの数検3級コース」に取り組みました。全部で72ユニットのコースですが、残り18ユニットまでこぎつけました。もともと苦手なのでかなり時間かかりましたが、本当に頑張りました。

ある程度数学の力がついてきたので、今月から二次方程式を教えています。その中で、式を変形してから因数分解をして、ルートをかぶせるというやり方がどうしても理解できません。何度も教え直しますが、問題を解かせると間違えます。教え方も色々と工夫してみましたが、5回目にノートを1行あけて、因数分解の結果から展開した答えを上の行に書かせるというやり方をしたところ、急に「先生、解りました!!!」と目を輝かせて声をあげました。その後は問題をどんどん正解していきます。

生徒が「わかった」時の笑顔はとても良いものです。わかるまで教えるのは、簡単ではありませんがとても大切です。この積み重ねが苦手を克服して、成績をあげていくことにつながります。このための個別指導だと勝手に思い込んでいます。

帰り際に「一晩寝たら忘れちゃうかも」と言われたので、「家に帰ったら、すぐ復習しなさい」と言っておきました。復習したかな・・・・・・

ちょっと細かい内容ですみません。